DAIHATSU LIGHT-BUS
今や軽自動車メーカーとしてトップ争いをしている「ダイハツ」のBUS製造。
50年前の昭和47(1972)年には終了しているから若い方々には意外に感じられるかもしれない。
昭和36(1961)年にトラック「VESTA(V200)」
[第8回全日本自動車ショー記念出版「自動車ガイドブック」より]
ベースの「DV200N」型
[第8回全日本自動車ショー記念出版「自動車ガイドブック」より]
が誕生する。
そして翌昭和37(1962)年、今回ご紹介する
『DV201N』型が登場した。
「NEW MODEL LIGHT-BUS」とされるパンフの冒頭には
「新しい時代の新しい設計!」として
「■軽快なスタイルと洗練されたボディ■21人乗りのゆったりした明るい室内■思いきり広くとられたウインド■疲れを知らない快適なシートクッション■そしてエンジンは強力85馬力です。」とある。
室内高1.63メートル、室内長4.845メートル。
エンジンは「FB型―4サイクル直列4気筒水冷ガソリン1861cc85ps/4600r.p.m.15.5kg‐m/3200r.p.m.」。
トランスミッションは「前進4段・後進1段(2,3,4速 シンクロメッシュ)(1,R速 選択しゅう動式)」だった。
多くの資料には標準車の乗車定員25名、ロングボディ29名とされているが、このパンフレットは21名乗りで「広い用途で活躍する25人乗りも好評です」となっている。
ここにそのパンフレットをご紹介するのでご覧頂きたい。
撮影用のポーズもあると思うが、園児の動きや表情がが、現代よりも「のびのび」していると感じられる。
現代は物騒な事件や事故などがあるせいか過保護にしがちなのもやむを得ないのかも知れないが残念なこと。
そうゆう意味では「昔に戻ってもらいたい」と思うのは小生だけだろうか?
最後に「DAIHATSU 1963」総合カタログにある同車の画像をご覧頂く。
フロントのライトまわりが僅かに違うが「(25人乗り・21人乗り)」となっていて画像は(21人乗り)だ。
[2022-8]