Ghia・ISUZU 117 SPORT

元気な挨拶は人を明るく爽やかな気分にしてくれるものだ。

フランス語など全くだめな小生でも元気に「Bonjour‼」を連発したら「ジュネーブモーターショー2008」出展の各メーカー・インフォメーションの美人たちが笑顔で応対してくれた。「挨拶は世界共通だな」と改めて感じた次第だ

そこで今回は、さかのぼることおよそ55年も前の「ジュネーブモーターショー1966」に登場して注目を集めた『Ghia・ISUZU 117 SPORT』、後の「ISUZU 117 COUPE」登場までをご紹介する。

「ジュネーブモーターショー1966」に登場したのはイタリアの「G・ジウジアーロ」がデザインした華麗なスポーツクーペ。

これは昭和41(1966)年発行の総合カタログの表紙からのもの。

「ISUZU 117 SPORT」となっており、左ハンドルでフェンダーミラーがない。フロントグリル中央のエンブレムは縦書きの「いすゞ」の文字を囲む波の輪

(当時の社章)を付けている。

「ジュネーブモーターショー1966」登場の試作モデルと思われる貴重な1枚だ。

そして同年秋開催の「第13回東京モーターショー」

に登場、ちなみに、同時に展示された「サルーン」が翌年発売された「FLORIAN」の原型だった。「クーペ」の方は翌年にも「第14回東京モーターショー」

に展示され登場から2年後の昭和43(1968)年に「ISUZU 117 COUPE」として発売されたのだ。

尚、「ISUZU 117 COUPE」の詳細については別途ご紹介するが、ごく大雑把には「G161」型DOHC1.6Lソレックスツイン120ps搭載の4速MT装備で、

ファイナルギア2種、最高速度は190または200km/hとなっている。4人乗り、後席でもヘッドレスト付3段リクライニング仕様。

窒素ガス封入ショックアブソーバー(ド・カルボン型)を採用した。

その原型だった『Ghia・ISUZU 117 SPORT』が「ジュネーブモーターショー」に登場した昭和41(1966)年は総人口が1億人を突破。

NHKの朝ドラ「おはなはん」が人気となり、明星の「チャルメラ」やサンヨー食品の「サッポロ一番しょうゆ味」が発売された年でもあった。

プロ野球日本シリーズは川上巨人が南海を4勝2敗で下しV2を飾った。

懐かしい‼

(敬称略)

[2021-1改]

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