BELLETT 1600GT FASTBACK
このくるまのベースとなる「BELLETT」が発表されたのが昭和38(1963)年。
〈昭和39(1964)年発行のカタログからの1500DX〉
スポーティセダンの表現がぴったりで「Sports kit」も設定されていた。
また、その年開催の第10回東京モーターショーに「1
500GT」を公開する。
そして翌昭和39(1964)年、わが国初の「GT」である『1600GT』が発表される。
〈昭和41(1966)年発行のリーフレットからのGT〉
エンジンは新設計の「G160」型(高速型のショート・ストロークでアルミ合金製シリンダーヘッドにSU型ツインキャブ採用の最高出力88ps/5400rpm・最大トルク12.5kg/4200rpm)を搭載。
最高速度160km/h、SS 1/4マイル18.2秒の
高性能を誇りマニアックな人気車種になっていった。
その後、昭和42(1967)年のフェイスリフトで丸型2灯式に変身。
〈昭和42(1967)年発行のカタログからの2灯式〉
エンジンはさらに進化した「G161」型(「G160」型同様の高速型ショート・ストロークでSU型ツインキャブ採用。
最高出力90ps/5400rpm・最大トルク13.0kg/4200rpm)を搭載。
最高速度160km/h、SS 1/4マイル18.0秒だった。
そして、受注生産で一部手造りの「FASTBACK」を追加する。
それが今回ご紹介の『BELLETT 1600GT FASTBACK』だ。
きりっと締まった精悍な顔になだらかなリヤ・ウインドウ、独特な丸型6個のリヤランプがなんとも言えず好きだった。
ここに、登場の昭和42(1967)年に発行されたカタログからの画像をご覧頂く。
〈後席には銃‼〉
登場の昭和42(1967)年、成田新空港を目指す測量が開始された。
また、佐藤栄作が現職首相として初めて韓国を訪問。
他方、プロ野球の本塁打王、打点王共に(セ)は王貞治が、(パ)は野村克也が獲得している。
本は「頭の体操」、歌は「ブルーシャトー」がヒットした。よく歌った。
いや、今も歌っている。
(敬称略)
[2020‐5]