SUZUKI CERVO [1st]
「FRONTE COUPE」
[昭和50(1975)年発行と思われるカタログより]
エンジンは[水冷2ストローク3気筒356cc35ps/6000rpm4.2/4500rpm]搭載だった。
だが、その後継車でありながら、環境問題による「昭和53年排出ガス規制」に適合させるため、残念ながらPOWERDOWNとなって、落ち着いた感じのクーペが登場した。
昭和52(1977)年のことだ。
46年も前のことだから、若かった小生の初見の感想も「初代に比べ、随分おとなしくなってしまった」と思った記憶だが、仕方のないことだった。
登場前年、昭和51(1976)年の「軽自動車規格改定」を受けてのデビューだった。
小生の感想だが、一目でフロント幅の広がりを強く感じられるデザインだった。
エンジンはSIZEUPされた「T5A」[2サイクル3気筒水冷539cc]が搭載されたが、前述の通りで、出力は[28PS/5000rpm5.3kg m/3000rpm]だった。
ここに昭和55(1980)年発行と思われるカタログからの画像をご紹介するのでご覧頂きたい。
このカタログが発行されたと思われる昭和55(1980)年の政界では、現役首相の大平正芳が急死した。
5月30日、たまたま業務で戸塚にいた小生のこの目に遊説のため公用車に乗った首相が今でもよみがえる。
王貞治が引退したこの年は山口百恵も引退、挙式の年でもあった。
ちなみに、出生率は厚生省(当時)の発表で1.37%だった。
(敬称略)
[2023-11]