TOYOTA CELICA [1st]

昭和45(1970)年12月、それまでになかったタイプのくるま『CELICA』が発売された。

カタログには「セリカの開発母体は、第16回東京モーター・ショーで〔未来の車〕、〔夢の車〕とさわがれたトヨタのアドバンスカー《EX-1》。」

[トヨタ自動車 75年史より]

としている。

車名は、「天上の」、「聖なる」、「神々しい」を意味するスペイン語だという。

最大の特徴は、販売時点でユーザーが好みで仕立てる「フルチョイス・システム」と製造に当たっては販売店とTOYOTAの間に「デイリー・オーダー・システム」を採用したこと。

基本のグレードは「ET」、「LT」、「ST」、「GT」の4タイプ。

心臓は「パッション(情熱)・エンジン」と呼ばれた新設計[水冷直列4気筒OHV1400cc「T型」86ps/6000rpm11.7kg・m/3800rpmシングルキャブ、同1600cc「2T型」100ps/6000rpm13.7kg・m/3800rpmシングルキャブ、「2T-B型」105ps/6000rpm14.0/4200rpmツインキャブ、*DOHC「2T-G型」115ps/6400rpm14.5kg・m/5200rpmソレックス型ツインキャブ]の4機種(但し*は「GT」専用で、フルチョイス・システム対象外)が設定された。

「フルチョイス・システム」についてカタログには、「豊富なボデーカラ―やインテリア・カラーとの組みあわせまで含めると、およそ2000万種のセリカができる計算です。」としている。

ここに、発売半年後発行のカタログからの画像をご紹介する。

「フルチョイス・システム」であれこれ迷ってなかなか決めきれない向きもあったせいか?価格の目安としてなのか?カタログの裏表紙に販売店がお勧めの組み合わせを印刷していた。

このカタログには[「カローラ神奈川のイージーチョイス」仕様車価格]となっている。

さて最後に、思い出されるのは、スキーへ、あまり向きでないこのくるまと一緒に行ったこと。

だが、山道もよく走った‼

小生には、派生車として昭和48(1973)年にラインナップされた「LIFT BACK」も懐かしく印象深い。

別途ご紹介する。

[2022-7]

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