NISSAN VIOLET [1st]
『VIOLET』の型式は(710)。
当時、日産車の型式は「BLUEBIRD」が(510)→(610)でその次が(710)ということになる訳だが、(710)は実質(510)の後継車と位置付けられた様だ。
「BLUEBIRD」は(610)からグレードアップして次が(810)とされた。
その(710)、発売時のカタログには
『[しなやかなクルマ 「バイオレット」誕生]
新しい響きが聞えます。
時の流れが少しずつ変ってゆきます。
人間と生活環境を最優先する日産の調和の思想から、いま、
“しなやかなクルマ”「バイオレット」が誕生しました。
なにか新しい予感を感じさせるみずみずしいプロポーション。
“もの”の確かさを究めつくした高密度な室内と伝統が磨いたメカニズム、数多くの公害対策。
あなたも「バイオレット」でしなやかに始めませんか?』
とある。
誕生は昭和48(1973)年。
1400/1600ccの2本立てで、BODYTYPEは4/2DOORSEDANとHARDTOPとVANが設定された。
ENGINEは1400が「L14」型(85ps/6000rpm11.8kgm/3600rpm)、1600は「L16」型(105ps/6200rpm13.8kgm/4200rpm)を搭載した。
翌昭和49(1974)年に3点シートベルト、半ドア警告灯を標準装備するなどMC。
昭和50(1975)年には「昭和50年排出ガス規制」適合、昭和51(1976)年のMCでは後方視界向上のため4DOORSEDANをノッチバックに変更。
「昭和51年排出ガス規制」に適合。
2DOORSEDANを廃止した。
そして昭和52(1977)年半ばに2代目(別途ご紹介する)にバトンタッチした。
一方で、昭和52(1977)年10月の第12回サザンクロスラリーで競技用「LZ18」型ENGINE搭載の(KP711)
[日産HPより]
が総合優勝した。
豪快⁉だった。
さて、ここに発売時のカタログからの画像をご紹介する。
小生の素直な感想は「しなやかだが、正直、顔は好きになれなかった。
皆さんは如何だったのだろうか?
(敬称略)
[2022‐6]