DATSUN BLUEBIRD [1st]…Ⅰ
何の因果か?!
いや、縁あって毎年5日間位は新潟県の上越某所に滞在する。
くるまで5分の範囲に山あり海も川もありで環境抜群。
米と酒は勿論、魚は旨いし笹だんごも旨いが小生は柿の種に目がない‼
…という訳でテールランプをして「柿の種」の愛称がついた初代『DATSUN BLUEBIRD』をご紹介することにした。
昭和6(1931)年からの長い歴史の「DATSUN」だが、戦後、日産が将来を見据えた新型の開発に着手、昭和30(1955)年に現代につながる「110型」が登場する。そして昭和31(1956)年式として、エンジンの騒音対策など細部にわたり進化した「112」は「毎日産業デザイン賞」を受賞する。
さらに昭和32(1957)年、新鋭エンジン「C型」4サイクル水冷頭上弁式直列4気筒の1000cc34psを搭載しさらなる改良を加えられた「210型」が誕生する。
通称豪州ラリー「1958モービルガス・トライアル」に富士号・桜号の2台が参戦、1000cc以下「Aクラス」でそれぞれ優勝と4位を獲得した。これが「DATSUN」の名を世界に告げる足掛かりになったとしている。
その後、トラックベースからの脱却を果たしたて昭和34(1959)年に登場した「310型」から『DATSUN BLUEBIRD』としてその後の日産の中核をなすことになる。
車名は、当時の社長であった川又克二による英国メーテルリンクの小説「幸福の青い鳥」にちなんでの命名だ。
ここに登場の際の発行と思われるカタログからの画像を見て頂くことで、その後も進化しながら長きにわたって日産の中核を成すことになるくるまの初代を想い出していただければ大変嬉しい‼
「7つの大きな特長」から開発コンセプトが見えてくる。
誰が付けたか!?…
テールランプが「柿の種」とはよく言ったものだが、好物と一致しているのは何とも言えない身近さを覚えたものだ。
特長の大きな要素を図解して説明している。
最後に、自動車ファンとしては早く勢いのある日産に立ち直って欲しいと願っている。
(敬称略)
[2019-8]
ブルーバード生誕60周年です。60年前の1959年に、ダットサンセダンの後継モデルである、ダットサンブルーバード310型が発売。英国的なデザインの直線基調のオーバルシェイプを採用。ボディタイプは、4ドアセダンの1車種。1000cc&1200ccエンジンの2タイプ。その後、オートクラッチ、エステートワゴン1200やセダン1200ファンシーDXを追加。マイナーチェンジで、311型&312型に発展。