NISSAN LAUREL [1st]…Ⅰ

55年前の昭和39(1964)年に開催された東京オリンピックの開会式が10月10日だったことからこの日に定められた「体育の日」。毎年日にちが変わることになって少々違和感があるが、サラリーマン時代「ハッピーマンデー」大歓迎だった私が文句を言ったら罰が当たりそうだから文句は言わない。

 さて、オリンピックと言えば、古代ギリシャからの勝利と栄光のシンボルとしての「月桂冠」。実は「全日本自動車ショウ」から使用されているショウマークの木製車輪を転がしている男の頭上にも「月桂冠」。

 そこで今回は、その「月桂冠」に由来する『NISSAN LAUREL』の初代をご紹介する。

  わが国初の「ハイオーナーセダン」として昭和43(1968)年「デラックス」のみの「A」「B」2タイプで登場した。

 直線的で清楚なモノコックボディに「プリンス」が開発した「G15型」をサイズアップした直列4気筒4サイクル水冷V型配置弁OHC式(ガソリン)「G18型」1800cc100psエンジンを搭載。前輪ストラット、後輪セミトレーリングタイプの独立懸架、「A」「B」とも3速コラム、4速フロアとフルオートマチックが設定され、最高速度は165km/h(オートマは160km/h)。高速走行時代にマッチする性能を誇っていた。

 (どなたかが書いた50年前当時の価格が見える)

 2年後の昭和45(1970)年には「G20型」2000ccを含む「ハードトップ」を追加、「セダン」をマイナーチェンジし「GL」を追加した。そのご紹介は別途させて頂く。

 初代登場の昭和43(1968)年、参院選で青島幸男、石原慎太郎、横山ノックらタレント議員が誕生している。一方、メキシコ五輪でサッカー日本代表が銅メダルの快挙!!…ちなみに、この3位決定戦で大活躍の釜本邦茂は27年後の参院選で、橋本聖子や馳浩とともに当選しタレント議員になった。

 ところで、10年程前に重大事件の「時効」の是非が問われたが、迷宮入りした三億円事件が起きたのはこの年だ。「すぐ捕まるさ」…と思ったものだが…。

  また、アメリカの人気バンド「モンキーズ」が来日、日本武道館での東京公演が開催され人気を博した年でもある。

 そうだ!!

「月桂冠」とくれば日本酒。

いや、くれぐれも運転と酒は切り離す。
勝利と栄光「飲酒運転ゼロ」はクルマニアのリーダーシップで実現だ。

(敬称略)[2019-2改]

 

 

NISSAN LAUREL [1st]…Ⅰ” に対して1件のコメントがあります。

  1. 加藤寛教 より:

    1968年4月に、セドリックとブルーバードの仲間車種である、日産のハイオーナーカー、ローレル登場。ボディタイプは4ドアセダンの1800デラックスA&デラックスBの2タイプ。エクステリアは、ブルーバード510型、BMWの様なヨーロピアンデザインを採用。エンジンは、プリンス独自のG15型・1500ccのサイズアップしたG18型・1800ccのみ。トランスミッションは、3MT・C&4MT&BW・3ATCの3タイプ。サスペンションは、ブルーバード510型の4輪独立懸架を採用。ステアリングはラック&ピにオン式を採用。10月、一部変更で、ケンカ式ワイパー→ダンテム式ワイパーを採用。1969年4月、一部変更(安全対策)、3ATは、BW→日産製へ。1970年6月、2ドアHT追加(1800cc/2000cc)。8月、セダンのマイナーチェンジ/GL追加。1971年7月、セダンに2000追加、1800パワーアップ。

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