PRINCE CABOVER TRUCK

社名の「PRINCE」からも高級志向がイメージされるが、「国産中型車で始めて作られた本格的キャブオーバートラックです。」とカタログにある通りこのくるまも性能機能共にしっかりしたものだった。

開発されたきっかけが、当時業務用に使用していた自動車先進国イギリスの「BEDFORD」だったと、のちに聞いた。

[あくまで小生の推測だが…、このくるまだったのではないか?]

昭和30(1955)年、車両型式「AKTG-1」として最大積載量1750kg乗車定員2名の1500cc52㏋最高速度85km/hでの登場だった。

その後、1957年型「AKTG-4」、最大積載量2000kg1500cc60㏋最高速度90km/hにまで進化させる。

ここで、

昭和33(1958)年春に発行されたと思われる総合カタログからの「AKTG-4」の画像をご覧頂く。

いかにも頑丈そうに感じられるが如何だろうか。

小さいホイールカバーだが、ボデー色と合わせているあたりはお洒落だ。

そして、昭和33(1958)年秋の「CLIPPER」誕生まで製造された。「CLIPPER」については別途ご紹介する。

ところで、登場の昭和30(1955)年は55年体制がスタートした年。

スタルヒン投手は300勝を達成した。

当時厚生省発表の平均寿命は「女68歳/男64歳」で既に女性が強かった!!

我が国初の自動式電気釜が完成した年でもあるからその後も益々強くなっている!?

この年公開の映画「EAST OF EDEN」…感動したが、主演の「James Byron Dean」がこの年自動車事故死したのが何とも皮肉だ。

(敬称略)[2020-11]

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