FIGARO
『FIGARO』は、初代「MARCH」ベースの「Pike Car」3車種のひとつで、3回の抽選による20,000台の限定販売(生産)車だった。
ちなみに「Pike Car」とは「特に、デザインがレトロ調や先鋭的なくるま」とされている通り「丸みを帯びたレトロ調」のデザインだった。
コンセプトは「恋愛至上主義」。「新しい波」を標榜して「東京ヌーベルバーグ」とうたわれていた。
車名は、モーツアルト作曲のオペラ「FIGAROの結婚」の主人公「FIGARO」の名を付けた。
車両型式「E‐FK10」、「MA10ET」型エンジン(水冷直列4気筒OHC・ニッサンECCSの1000cc76ps/6000rpm、10.8kgm/4400rpm)のTARBO仕様を搭載。
3速オートマチックの4人乗りだった。
ここに、抽選の年、平成3(1991)年発行のカタログからの画像をご紹介するので、思い出して頂きたい。
そう言えばTV朝日放映の人気番組「相棒」で、主人公「右京」の自家用車として登場したのが記憶に新しいが、黒塗りで白いトップのそれがお似合いだった。
ところで、平成3(1991)年は2人の「ミヤザワ」活躍の年。
1人は宮澤喜一。
宮澤内閣発足の年だ。
もう1人は宮沢りえ。
解禁なったヘアヌード写真集「Santa Fe」を出版。
篠山紀信の手になるものでベストセラーとなった。
(敬称略)[2020-9]