TODAY

昭和60(1985)年に誕生した。

「シャープだが、おしゃれで可愛い」というのが小生の第一印象だった。

ちなみに、HONDAの狙いは「ファースト・インプレッションは刺激的なほうがいい。」「ちょっと見方を変えれば新しい世界が見えてくる。」「のびのび「自分」でいられるとびっきりのプライベート・ステージです。」「たくましいくせに、やさしくて一緒なら、どこにだって走ってゆけそう。」…だった。

あくまでも小生の独り言だが、このくるまの良し悪し、好き嫌いは別にして、当時の「HONDA」に対するイメージに合わないと感じていた記憶がある。

しかし、聞いた話だが、デザインは後のR&Dセンター長で、開発に採用されたレイアウト[「M・M思想」(Man-Maximum・Mecha-Minimum)]の発案者は後の4代目社長という大物コンビだった。

長いWBが生んだ広い客室を実現しながら、シャープなスタイル。

エンジンフードからフロントバンパーに食い込んだヘッドランプとリアバンパーに収められたリアコンビランプやリンク機構付きシングルワイパーが特徴的だった。

エンジンは「EH」型[545cc31PS/5500rpm4.4kg-m/4000rpm]が搭載され、懸架方式は(前)マクファーソン式(後)車軸式(3リンクビーム)が採用された。

制動装置は前輪DISC、後輪リーディング・トレーリングだった。

今の時代、モデルを起用したカタログはあまり見られなくなったが、このカタログでは今井美樹を起用しCMソングは「はぐれそうな天使」だった。

表紙に、頭から小文字の「today」と表記しているあたりに何とも意味ありげなこだわりを感じていた。

誕生の昭和60(1985)年は、自民党田中派の竹下蔵相が中心の「創政会」が初会合を開催した年。

電電公社が「NTT」、専売公社が「JT」に変身の年でもあった。

また、任天堂がファミコンゲームの「スーパーマリオブラザーズ」を発売したのもこの年だった。

[2024-8]

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