JUPITER JUNIOR
『JUPITER JUNIOR』は、重工らしく堅牢ではあるが、好評だった「JUPITER」の血を引いての乗用車ムードもあるこじゃれたボンネットタイプトラックだった。
発売は昭和38(1963)年。
偶然だとは思うが、のちに資本提携した米「CHRYSLER」社製の乗用車「NEWPORT 2DOOR HARDTOP」や「300 2DOOR HARDTOP」などを思わせる傾斜した4灯式ヘッドライトが特徴的だった。
「T50」型DIESEL車と「T51」型GASOLINE車の2車種。
DIESEL車は「KE41」型(水冷直列4気筒1995cc70PS/4200r.p.m13.5/2400r.p.m)エンジンを搭載、クラス最強。
GASOLINE車は「KE42」型(水冷直列4気筒1995cc90PS/4800r.p.m16/3000r.p.m)を搭載、同排気量トップレベルの出力で、トルクはクラストップだった。
何れも「オーバートップ付のフルシンクロトランスミッション」が装備され、GASOLINE車の最高速度120km/hは当時の小型トラック最速だったという。
ここにカタログからの画像をご覧頂く。
発売された昭和38(1963)年は第3次池田内閣成立の年。
レコード大賞は梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」。
「TORYS」の寿屋がサントリーに社名変更、ビールに殴り込み⁉をかけた年でもあった。
当時未成年だった小生が、いたずら⁉で舐めたビールの苦かった‼あの感覚は忘れられない。
なのに今ビールの虜になっている、何とも言えない⁉
(敬称略)
[2022-9]