TOYOTA HILUX [1st]
昨今、国内ではマニアックなものを除くとほとんど見られなくなった小型ボンネットトラック。
残念ながら、海外の戦場で日本製のそれが重機関銃などを載せて活躍しているのは何とも皮肉だが…。
今回ご紹介する『TOYOTA HILUX』の初代は昭和43(1968)年に発売された。
トヨタ「LIGHTSTOUT」と日野「BRISKA」の後継車とされ、トヨタの企画で日野が開発製造を担当したという。
エンジンは1500cc「2R型」を搭載していた。
ここに、「ロングボデー」追加後の昭和44(1969)年に発行されたカタログからの画像をご紹介する。
最初のページに「すべてが100点にまさる101点主義のトラック。」と自信のほどを表現している。
小型ボンネットトラックが走り回っていた情景が懐かしい。
ということで、初代発売の昭和43(1968)年はどんな時代だったか。
GNPがアメリカに次ぐ世界第2位になった年。学生運動発端の年でもあった。
そして、あの忘れえぬ3億円事件発生もこの年のことだ。
(敬称略)
[2022-1]