MAKER歴史探訪 MAZDA
「MAZDA」は大正9(1920)年創立の「東洋コルク工業株式会社」に始まり、昨年100周年を迎えた歴史あるメーカーだ。
翌年、現在の社名の由来にもなった松田重次郎が社長に就任する。
その長い歴史の中で特筆すべきは「ROTARY ENGINE」の実用化だが、ここにご紹介するのは量産ROTARY車世界初「COSMO SPORT」発売の翌昭和43(1968)年開催「15th TOKYO MOTOR SHOW」で配布された「世界へチャレンジするロータリーエンジンのマツダ」とされた乗用車系総合カタログからの画像。
表紙はまさにこの象徴とも言える、
疾走する「FAMILIA ROTARY COUPE」。
開くと織り込みページに
MCされた先駆車「NEW COSMO SPORT」。
そして最初の見開きは
参考出品の「LUCE ROTARY COUPE」。
実際に会場で見た時の感想は「実に綺麗」だった。
その次は「FAMILIA ROTARY COUPE」、
そして2台並んだ「新型 LUCE」。
右の白い車両「SUPER DELUX」1800ccは参考出品だった。
その次には「RECIPROCATING ENGINE」の
「FAMILIA SERIES」と「CAROL360」。
最終にはニュルブルクリンク84時間耐久レースでの4位入賞をアピール
した後に「VAN TYPE」4車種を載せている。
勿論、車種別のご紹介は別途させていただく。
さて、カタログ発行の昭和43(1968)年は3億円事件発生の年。
週刊「少年ジャンプ」が創刊され、「巨人の星」放映開始の年でもあった。
レコード大賞は黛ジュンの「天使の誘惑」だった。
いずれも記憶に新しいが、懐かしい。
最後に「MAZDA」の新たな挑戦に期待だ。
[2021-4]