日野ルノー
「ルノー 4CV」のノックダウンから始まった「日野自動車(当時・日野ヂ―ゼル工業)」の乗用車製造。
わが国の道路事情に耐えうるよう足回りを補強、乗心地を良くするなど改善を進め、昭和32(1957)年にはほぼ国産化、翌昭和33(1958)年には完全国産化を達成した『日野ルノー』が昭和38(1963)年まで製造された。
ここに昭和35(1960)年発行のカタログからの画像をご紹介するので当時に想いを馳せて頂きたい。
ところで、その昭和35(1960)年は、今年令和元年(2019)年に新天皇に即位される現皇太子が誕生。皇室初の病院出産だった。
一方、オリンピック・ローマ大会で、後に「裸足の英雄」と言われたエチオピアの「アベベ」が優勝した年でもある。
冒頭から「世界の経済車」を強調しているあたりは「ルノー」らしい。
また、半透明のページを織り込むなど当時の小型車カタログとしては豪華なイメージだ。
こんなに色の種類があったかな?…と。
次の2ページには経済性を具体的にまとめている。
(敬称略)[2019‐3]