COLT 600

場外馬券売り場も含め競馬場の雰囲気が様変わりしてデートコースやファミリーハイキングの場としても人気があるようで、私の若い頃の感覚からすると競馬のイメージが大きく変貌している。

その競馬、連想するのはサラブレッド。そこで、三菱がカタログに「はつらつとした若駒」の写真を使い「乗用車のサラブレッド」と表現したくるま『COLT 600』をご紹介する。
先にご紹介した「三菱500スーパーデラックス」をベースにボディデザインをシャープにし、スペース確保の為コラムシフトを採用、トランクを拡大するなど使い勝手をさらに進化させたものだった。ベースにした「三菱500スーパーデラックス」は発売翌年開催の第9回マカオGP(750cc以下クラス)で優勝から4位までを独占し高性能を実証するに至った。

『COLT 600』の発売は昭和37(1963)年で、空にはYS-11が初飛行し、海にはタンカー日昇丸が進水した年だった。その翌年のマレーシアGP(600cc以下)では、このくるまも優勝から3位までを独占し、技術力をアピールすることとなった。

その後、三菱の中核をなす乗用車シリーズ「COLT」の名を付けた最初のモデルだった。[2018-5]

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