SUZUKI ALTO

このくるまのコンセプトは、「暮らしに役立ち、優れた経済性をもつ車」で「物品税のかからない商用車規格でありながら、乗用車スタイルの車」だった。

小生も、47万円(当時、全国標準現金価格)で買えるくるまが出たから月賦(当時)なら頑張れば小遣いでも買えると思い、本当に身近になったという意味で大いに喜んだ記憶だ。

カタログ冒頭に[ALTOとは…イタリア語で、才能などが「秀でた」という意味。居住性、機能、美しさ、経済性などすべてに見事なバランスを示すこのクルマにふさわしい名前です。]としている。

「さわやかアルト誕生!」

は昭和54(1979)年のことだ。

特徴として「余裕たっぷりの室内。広いドアで乗り降りもらくらく。」

とされている。

「使い方いろいろ。

くらしの楽しさを大きく広げる多用途スペース。」

「便利さ、使いやすさが魅力。ショッピングにも大活躍します。」

と特長を表現している。

「簡潔そのものの計器盤。機能に徹した美しさが新鮮。」「走る楽しさを心ゆくまで…特に入念に配慮した安全装備。」とあり、

「あらゆる走りに余裕充分。ねばり強く静かなエンジンを搭載。」

「お求めやすさ、維持費がちがいます。クルマの楽しさを気軽に…のアルトです。」を強調している。

親族が某自動車メーカーの要職についていたこともあり、実際に購入はしなかったが、前述の通り小生(庶民)でも買える身近な存在としておおいに興味を持ったものだ。

誕生の昭和54(1979)年は、国公立大学で初の共通1次試験が実施された年。

また、SONYのウォークマンや日本電信電話公社(現NTTグループ)が世界初セルラー方式自動車電話サービス(東京23区)を開始した年でもあった。

つくづく、「便利になったものだ」と思った記憶だ。

(敬称略)

[2024‐7]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です