ISUZU PIAZZA

「ISUZU」は、一般には大型車メーカーのイメージだが、伝統ある「HILLMAN」、スポーティーな「BELLETT」、「FLORIAN」ベースの「117COUPE」など人気車を生み出した。

昭和54(1979)年のジュネーブショーに「Asso di fiori(クラブのエース)」の名で発表したコンセプトカーだった。

その後、昭和56(1981)年、「117COUPE」の後を受け「GEMINI」ベースの「ISUZU SPECIALITYCAR」の第2弾として『PIAZZA』を誕生させた。

小生の第1印象は、同じ「ジウジアーロ」のデザインした「ISUZU SPECIALITYCAR」でも「117COUPE」とは全く違うものだったことをはっきり記憶している。

グレードは「XE」「XF」「XL」「XJ」の4種が設定され、エンジンは、いずれも「G200型」(1949cc水冷直列4気筒)ベースの[フルマイクロコンピューター制御「i-TEC」装備DOHC(135PS/6200rpm17.0kgm/5000rpm)とECGI付SOHC(120PS/5800rpm16.5kgm/4000rpm)]の2機種が搭載された。

誕生時のパンフには「車への見果てぬ夢が実現された。ピアッツア」とし、「触れる未来」として「デジタルメーターやサテライトスイッチ」などがアピールされた。

ここに、そのパンフレットからの画像をご紹介するのでご覧頂きたい。

昭和56(1981)年は鈴木善幸内閣の時代。

米大統領は第40代のロナルド・レーガンだった。

また、福井謙一がノーベル化学賞を受賞。

野球は藤田巨人と大沢日ハムの時。

写真週刊誌「FOCUS」創刊、英国チャールズ皇太子がダイアナ・スペンサー嬢と結婚の年でもあった。

[2024-1]

(敬称略)

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