「自動車ショー歌」のくるま達
昭和39(1964)年に小林 旭が歌って
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[「自動車ショー歌 小林 旭の画像」ページより]
話題になった「自動車ショー歌」。
その歌詞に登場した当時の人気車種の画像を登場順に並べてみたのでお楽しみ頂きたい。
- 「TOYOPET MASTER」
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[「トヨタ自動車75年史」より]
オーナー向け乗用車「CROWN」と同時に営業用として開発されたが、「CROWN」が充分な性能で営業用にも耐えられるとの判断から短期に姿を消した。
エンジンは[「R型」直列4気筒頭上弁式1453cc48/4000r.p.m.]だった。
- 「TOYOPET CROWN」 [2nd]
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[カタログより]
大きく進化した2代目「CROWN」。
「DELUXE」のエンジンは[「3R型」4気筒直列頭上弁式1897c.c.90PS/5000r.p.m.14.5m・kg/3400r.p.m.]だった。
- 「TOYOPET CORONA」 [2nd]
初代の「ダルマ・コロナ」
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と比較すると、
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[カタログより]
一気にスマートになった2代目。
現代にはふさわしくない表現だが、「美しく女性的」だと思ったものだ。
しかし、そうばかりではない…と、あのドラム缶に激突するコマーシャルが生まれたと聞く。
エンジンは[「P型」4気筒直列頭上弁式997c.c.45PS/5000r.p.m7m・kg/3200r.p.m]を搭載した。
- DEBONAIR
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[カタログより]
まさにアメ車を思わせるデザインで貫禄もあった。
初期のエンジンは[「KE64」型水冷直列6気筒頭上弁式1991cc105PS/5000r.p.m.16.5kg・m/3400r.p.m.]だった。
- 日野ルノー
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[カタログより]
フランス生まれのノックダウン車「日野ルノー」。
RRを貫いたモデルだ。
今は亡き親父と、東京でタクシーに乗った。
初乗り60円時代のこのくるまだった。
…飛び上がりたいほど嬉しかった。
懐かしい。
エンジンは[「KGH21」型オーバーヘッドバ ルブ水冷4シリンダ748cc21馬力(毎分4000回転)]で、リヤに搭載されていた。
- COLT1000
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[My SKETCHBOOKより]
落ち着いた雰囲気のくるまだった。
エンジンは[「KE43」型4直気51PS/6000rpm7.3kg・m/3800rpm]が搭載されていた。
- BLUEBIRD [2nd]
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[カタログより]
初代の直線基調から丸みをおびたデザインに大変身した2代目。
「1200DELUXE」のエンジンは[「E1」型1189cc水冷4サイクル4シリンダー55PS(4800rpm)8.8kgm(3600rpm)]だった。
- HILLMAN MINX
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[カタログより]
小生が免許取得後初めて乗る予定(中古車)で楽しみにしていたのがこのくるまだった。
このくるま(新車)のオーナーは「女性か医者か弁護士か」と言われたあの頃が懐かしいが、残念ながら予定通りにはならなかった。
エンジンは[「GH150」型1494cc水冷4サイクル直列頭上弁式62PS/4600r.p.m.11.2kg・m/2600r.p.m.]だった。
- CAROL
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[カタログより]
このクルマに関する忘れられない想い出は、当時の「軽自動車でありながら総アルミ合金のダイカスト製水冷直列4気筒エンジンを搭載するなど本格的なものだった割には比較的安く入手出来て勉強用にうってつけだったから大方財政難?の大学の自動車部などに人気なのだ」と聞いたことだ。
エンジンは[「DA型」水冷4サイクル4シリンダー358cc18PS/6800rpm2.1m・kg/5000rpm]だった。
- DATSUN 210
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[カタログより]
エンジンは[「C型」4サイクル水冷頭上弁式直列4気筒988cc34馬力(毎分4400回転)6.6kg・m(毎分2400回転)]が搭載されていた。
ちなみに、子供のころ我が家に往診に来てくれたお医者さんがこのくるまのオーナーだった。
一般家庭では持てなかった時代、かがみ込んでなめるように見回していたことをはっきり覚えていて実に懐かしい。
- CONTESSA [1st]
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[カタログより]
日野とくれば大型車と小型車RENOULTの両極端を製造するメーカーだったが、そこに新設計のこのくるまが加わって新鮮さを感じた記憶だ。
エンジンは[「GP20]型893cc頭上弁・水冷直列4シリンダ35PS/5000rpm6.5mkg/3200rpm]だった。
- AUSTIN
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[My SKETCHBOOKより]
英国生まれらしい重厚感あるボディに、エンジンは[「BMC・B」型4気筒=「日産1H」型⇨「ストーン・エンジン」水冷頭上弁式4サイクル4気筒1489cc57㏋]を搭載していた。
- GLORIA [2nd]
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[カタログより]
昭和37(1962)年にスカイラインの流れから離れ2代目として大変身を遂げることになる。
初対面の印象は、カルチャーショックとでも言おうか、一瞬、これは国産車か⁉…と思ったことを想い出す。
エンジンは[「G2」型1862cc水冷直立4気筒頭上弁式94PS/4800r.p.m.15.6kg-m/3600r.p.m.]が搭載されていた。
- BELLETT [1st]
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[カタログより]
ノックダウンからの「HILLMAN」の後いよいよ独自開発の「BELLEL」に次いで登場したこの「BELLETT」は4輪独立懸架など小気味良いユニークなくるまだった。
初代のエンジンは[「G150」型1471cc水冷4サイクル直列頭上弁式68PS/5000rpm11.3Kgm/2200rpm]だった。
小生はこの発展形の「sports」が希望だったが、初めて乗ったのはこのMC版角目2灯式タイプの「1500 4DOOR DELUXE」
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[カタログより]
だった。
納車されてすぐに「GT」用フェンダーミラーに変え、ロッドアンテナを後方へ傾け、ベニヤ板で自作したパネルにタコメーターとAメーター、Oプレッシャーゲージを取付けるなどして楽しんだ。
懐かしい想い出だ。
- CEDRIC [1st後期型]
縦目
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から横目に
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[カタログより]
チェンジされて
エンジンは[「G」型1488cc4サイクル水冷頭上弁式直列4気筒71PS(5000rpm)11.5kgm(3200rpm)]から[「H」型1883cc4サイクル頭上弁式直列4気筒88PS(4800rpm)15.6kgm(3200rpm)]に進化しPOWER UPされた。
以上15車種、いかにも昭和らしい懐かしいくるまばかり。如何だったろうか。
尚、車種別には別途ご紹介のものをご覧頂きたい。
(敬称略)
[2023-6]