FRONTE 72

昭和45(1970)年後半に登場したのが「FRONTE」の3代目前期型とされる『FRONTE 71』。

先代の「FRONTE 360」と同様「RR」の4輪独立だが、ボディは全く違う「エイ」をイメージした「スティングレイ・ルック」とされる「広く、低く、鋭く…」を追及した形状で、エンジンは「空冷2ストローク3気筒3キャブレター7ベアリング、直接給油方式(CCI)30ps・31ps・34ps・36ps」の4タイプが設定された。

そして、翌昭和46(1971)年後半に登場したのが3代目後期型とされる『FRONTE 72』だ。

3シリーズの構成で、「ゴージャスシリーズ」2車種が水冷34ps、「ファミリーシリーズ」2車種は水冷31ps、「ビジネスシリーズ」3車種のみ空冷の31psだった。

早速、仕様を含め「心がかようニューチェンジ」「さらに美しく、豪華になったスティングレイ」とされるカタログからの画像をご紹介する。

「ダイヤモンドカットが見事なインストルメントパネル」

『FRONTE 72』登場の昭和46(1971)年は沖縄返還協定が調印された年、歴史を感じる。

また、「仮面ライダー」放送開始の年。人気だった。

一方、日清食品から「カップヌードル」が発売された年でもある。食の一大革命‼だった。

レコード大賞は尾崎紀世彦の「また逢う日まで」が受賞した。

(敬称略)

[2020‐2]

FRONTE 72” に対して1件のコメントがあります。

  1. 加藤寛教 より:

    スズキフロンテ’71の中期型版で、スズキフロンテ’72のマイナーチェンジ。フロントグリルは、2分割のメッシュグリルやボンネットミラーを採用。ベンチレーター採用で、見事なダイヤモンドカットのインパネもリデザイン。空冷シリーズのハイスーパー&スーパーDX廃止。空冷ビジネスシリーズのハイデラックス&ハイデラックス(オートクラッチ付)&デラックス&スタンダード。水冷ゴージャスシリーズのGL-WGO-W。’72年には、水冷ファミリーシリーズのGU-W&GD-Wを追加。

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