NISSAN PATROL [2nd] 


「日産自動車三十年史」によれば、「昭和25年に米軍と警察予備隊から、米軍ジープ型四輪駆動車を国内で製造するよう要望があり、翌26年の初めころには警察予備隊の特殊需要も予想された。」とされる。
昭和26(1951)年、直列6気筒「NT85型」3.7Lガソリンエンジン85ps/3600rpm24kg‐m/1600rpm搭載の「4W60型」試作車を完成し、警察予備隊(自衛隊の前身)の要請で入札に応じたが「三菱JEEP」に敗れ民需に向か
その後の進化を経て昭和34(1959)年の初代最終「4W66型」は[P型]4.0Lエンジンを搭載した。
そして昭和36(1961)年、今回ご紹介する2代目『60型』が登場する。
大きい箱型のフェンダーで、エンジンは初代最終「4W66型」と同じ「P型」直列6気筒水冷4サイクル頭上弁式(ガソリン)4.0L(130ps/3600rpm30kgm/1600rpm)が搭載された。
昭和43(1968)年、ステアリングホイールを3本スポークから2本スポークに変更。
昭和48(1973)年頃には法規適合の為のランプまわり変更やエクステンション装着など、翌年あたりにはクラッシュパッド採用など改良した。
昭和50(1975)年頃にはワイパーを2本から3本に変更して払拭面積を拡大。
そして昭和54(1979)年、昭和54規制適合の「61型」に進化。
昭和55(1980)年の3代目「160型」系「SAFARI」に引き継がれた。
ここに昭和51(1976)年の発行と思われるカタログからの画像をご紹介する。

[A-2]級ポンプ装備の「FIRE PATROL」消防車は全国に配備され活躍した。
(敬称略)
[2023‐3]

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