DAIHATSU MIDGET [MP型]

創立110年以上の長い歴史の中でも特筆すべきは「MIDGET」の誕生と大躍進の快挙だろう。

徹底したマーケッティングと使い勝手の良さはもとより、関西の人気芸人大村崑や佐々十郎などのTV‐CMを展開するなど当時としては画期的な広告宣伝手法を取り入れたことも成功の鍵だったのだろう。

初代の生産開始が創立50周年の昭和32(1957)年。

バーハンドル1人乗り、エンジンは強制空冷2サイクル250cc8psの「DKA型」キック式と「DKⅡ型」セル仕様で最大積載量300kg、最高速度は60km/hだった。

その後、昭和34(1959)年には10psにパワーアップする。

同じ年、対米輸出向けの「MPA型」丸ハンドル2人乗り車が北米で発売され、ここにご紹介する国内向けの「MP2型」も完成、併売される。

そして、その年から精力的に改良を重ね「MP3型」、昭和35(1960)年には「MP4型」に、さらには昭和37(1962)年に「オイル・マチック」採用の「MP5型」まで進化させ、時代の変遷とともに別途ご紹介の「HIJET」に統合されていく。

これは、「MP5型」のパンフレットからの画像で、「オイル・マチック」を強調している。

「MP5型」に進化した昭和37(1962)年は、先日他界した金田正一(当時国鉄)が奪三振3514の世界新記録を達成、見事だった。

一方、東京の人口が1000万人を突破した。

ジャニーズ事務所創業の年でもある。

(敬称略) [2020-2]

DAIHATSU MIDGET [MP型]” に対して1件のコメントがあります。

  1. 冨井誠一 より:

    バーハンドル一人乗りに乗ったことあるよ。
    カーブでハンドル切り過ぎて、横にこけたことも、軽いから直ぐに起こせたけど。

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